フルーツぱらだいす

感想や考察が主

闇金ドッグス4の感想(ほぼ主観)

見終わってまず思ったのは、「なにかが物足りない!!!」

ストーリー的にはものすごくおもしろかったし、紹介でも言われてる「安藤の意外な一面」ってのもわかった。

けど、だけど、なんか物足りない…監督が変わると、前作とはまったく違うテイストになるんだなって感じました。


個人的にいいなあと思ったのは、忠臣さんの人情というか、心の中にある本当の優しさが見れたこと。

いい意味で人間らしい部分というか、人って誰しも心の中に優しさを秘めてると思うんです。前作までの忠臣さんって、社長とかだれでも関係なく「金返せ」って取り立てる(それが仕事だから当たり前なんですけど)部分が大きく描かれてた印象が自分の中では強くて。

本当は忠臣さんってめちゃくちゃ優しい人だと思うんですよ。シリーズ1でも、闇金の仕事はじめるときに「借りたら返すのが当然だろ」っていうセリフがあったりとか、名義変えまくってどうしようもなくなった須藤さんを自分のバディとして雇ったりとか。今回は、忠臣さんがもっているそういう部分の「優しさ」が目に見える形で表現されてたような気がします。

忠臣さんは本当に豊田さんのことを尊敬していたんだなあ。釈放された豊田さんがラストファイナンスにきて、忠臣さんがビールついであげたときに「豊田さんは俺の尊敬する人です」的なことを言ってましたけど、本当に尊敬する人に面と向かってはっきり「尊敬してます」って普通言えないと思うんですよ。そういうところとか、「(返済を)もう少し待ってくれ」って豊田さんに言われたときの忠臣さんの悔しくて切なそうな表情から、忠臣さんがもっていた豊田さんに対する思いがちょっと見えたかな、と思います。


おしいなあと思ったところはいろいろあるんですけど、核心につく部分がもう少しほしかったかな、というのが一番大きいです。あんまり比較するのはよくないんですけど、前作までって顧客(お金を借りる人)がなんのためにお金を借りてるか、使っている大元の原因までたどり着いて、そこから改めていくっていう感じだったのに、今作ではなにかが足りない!あと一歩!というか、R15の年齢制限のわりには物足りなかったかなって感じです。ラストファイナンスの「横暴だけどヤクザじゃない感 #とは」がもう少しほしかったかも。


あーだこーだ書いてきましたけど、この作品の根底には「元受刑者の生活支援」があると思うんですよ。

わたし自身、大学で福祉を学んでて、先日も刑務所に勤めているSWの方の話を聞く機会があったので、すごくタイムリーな内容というか、ああ、こういう事例もあるんだなって感じました。

豊田さんみたいに、釈放後に住居とかお金がない人って再犯に走りやすいし、たとえ就職しても「元受刑者」「元犯罪者」っていうレッテルは簡単にとれるものじゃなくて、下手したら一生つきまとうものなんですよね。釈放されて就職しても、元犯罪者ってことがわかると、豊田さんみたいにクビになってしまうケースも少なくはなくて。だから、まわりからの認識を改めたり、地域に戻った元受刑者の人が安心して生活したり働いたりできる環境づくりってすごく大切なことなんだなって考えさせられました。


しかし須藤さん、自分で「リア充なんで」って言っちゃうあたりやばいですね~~… AV見てそうなのに見てないの最高だと思います。

忠臣さんはなかなか勃たなそうなイメージなので、忠臣さんが勃つAV作るの大変そう。(しかし見たい #見たい)


闇金ドッグス5は地元で上映されないので、映画館では見れないんですけど、予告見たらより深い福祉問題が絡んでる話みたいなので楽しみです!

DVDはよ~~!